[調査会NEWS 367](18.5.6) ■「しおかぜ」に妨害電波 荒木和博 昨晩の放送に北朝鮮からのものと思われる妨害電波が発信されました。 これはアジア放送研究会の山下代表のご指摘で分かったもので、2チャンネルのしおかぜ実況のスレッドでも同様のやりとりがなされています。これで少なくとも北朝鮮で1人は聞いていること、北朝鮮当局がこの放送を気にしていることは分かりました。 放送開始後直ちに妨害電波を流し始めた韓国の自由北韓放送と異なり、しおかぜに対して半年経って妨害電波を流した理由は、おそらく4月に行った放送改編で、ニュースや解説を流し始めたからだと思われます。特に朝鮮語の放送は安明進氏の北朝鮮の人々に対し決起を促す呼びかけも流れており、私荒木の解説でも、要は「今のうちに寝返った方が身の為ですよ」という内容ですので、多少は気に障ったのかも知れません。 ご期待(?)に応えて、今後さらに頑張りたいと思います。妨害電波が今後も継続されるかどうかは様子を見なければなりませんが、それに合わせて対応も考える予定です。 さらに特定失踪者問題調査会では5月9日、安倍官房長官が記者会見で「しおかぜ」への北朝鮮からのジャミングについて言及したことを受け、以下のようなニュースをリリースした。 [調査会NEWS 368](18.5.9) ■「しおかぜ」の妨害電波について 本日テレビで妨害電波について放送され、記者会見で安倍官房長官も「遺憾」とコメントしたため、マスコミ各社から取材が殺到しました。これについて、妨害の概要と対応等に関する調査会の基本方針をお知らせします。 【妨害電波の概要】 ・短波放送「しおかぜ」において、5月5日23時からの放送において、妨害電波と思われる受信障害が確認された。 ・その後毎日「しおかぜ」放送時間帯(23時〜24時・4時〜4時30分)のみ、断続的に虫の羽音のような不快な音が複数認められる。このことから、複数の送信機によって妨害電波が発信されていると思われる。 ・安倍官房長官は5月9日午後の記者会見で、この妨害電波について「北朝鮮からのものと認められる」と述べている。 【妨害電波についての見解】 ・昨年10月30日に放送開始以来、主に日本語で拉致被害者・特定失踪者の氏名読み上げ、家族からのメッセージの代読、家族の直接の呼びかけを行ってきた。 ・その後、順次朝鮮語、英語、中国語による放送も行ない、今年4月17日からは、拉致問題に関するニュース解説も織り込むようになった。特に朝鮮語による放送では、ゲストの安明進氏が北朝鮮人民に対し決起を呼びかけるなどの放送も始めた。 ・このことから今回の妨害電波は、北朝鮮側が「しおかぜ」に敏感に反応していることの表れであり、北朝鮮がその体制に大きな影響を及ぼすと認識していることの証左でもある 【今後の対応】 ・調査会では放送開始当初から妨害電波の可能性については予想していた。そのため、直ちに周波数の変更・複数化などの対処を講じるべく、現在作業にとりかかっている。 ・調査会では北朝鮮によるいかなる妨害にも絶対に屈することなく、拉致被害者を救出するまで「しおかぜ」の放送を続ける。 |
特定失踪者問題調査会では、短波放送のためのカンパを受け付けている
郵便振替口座: 00160-9-583587 特定失踪者問題調査会
通信欄には「短波放送のためのカンパ」と明記のこと
アジア放送研究会では「しおかぜ」の最新情報について、特設ページの他、「放送情報板」でも随時お伝えしています。
放送開始にあたっての10月26日の記者会見はこちら
放送時間延長についての11月25日の記者会見はこちら
プロジェクト拡大についての12月26日の記者会見はこちら
外国語放送開始についての1月26日の記者会見はこちら
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外国語放送拡大についての3月24日の記者会見はこちら
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